[MEMO] シクリカル(景気敏感)の捉え方
February 25, 2008 4:51 PM written by Roberto Hongo
今週のBarronsのカバーストーリーはDisneyに関するものでした。
基本ロジックは以下の通り。
- Disney株価はForward 12ヶ月Earningsの14.4X、1990年来の水準
- S&P500とほぼ同じバリエーションレベルで、同様のレベルは01年のテロ事件直後以来
- この20年のDisneyのS&P500に対するプレミアムのメディアンは約30%
- 投資家は今後のマクロ要因の不透明さがディズニーランドの入場者に与える影響などを懸念
- ただ、Rob Iger CEOが就任してから、Disneyの景気敏感度は低くなっている。
- 今や営業利益の55%をメディアネットワークが占めている。景気が懸念されるリゾートは22%にとどまる
- メディアネットワーク最大の資産はESPN。同ネットワークの収益の65%がケーブルか衛星テレビとの契約収入、35%が広告。
- Disneyチャンネルは広告を取らない。
- Disney全体の売上に占める広告収入の割合は22%であり、他社と比べて低い。
さて、何でこの記事を取り上げたのか、ということについてですが。 Disneyのような大型優良銘柄を買うときは、『買い時』というのが大変重要だったりします。もっと規模的に小さくて成長率の高い銘柄だったら、乱暴に言ってしまえばいつ買っても儲かります。逆に成長率が剥げてくればいつ買っても損します(爆)。そのときに重要なのが、
1. 今のバリエーション水準はA)絶対水準で、B)相対水準で、C)過去と比べてどこにあるのか?
2. なぜ、その水準まで落ちたのか
です。今回のDisneyに関しては、
1. A) Fwd12ヶ月PERで14.4X、B) S&P500とほぼ同じ、C)90年来、01年来の安さ
2. 景気が悪くなってテーマパークの入場者や広告収入が落ちるとの懸念
でしょう。それに対して、
1. メディアネットワークの安定した収益構造と広告依存の相対的低さ
2. テーマパーク事業の稼働率を維持するための方策 (原文に書いてあります)
等を挙げ、割安である、と結論付けてあります。
景気が悪い、為替が円高だ、日本のコーポレートガバナンスはダメだ、サブプライムがどうだ、消費が悪い、パチンコ屋がつぶれまくっている、等々等々、、、景気が悪くなってくると、悪いニュースがたくさん出てきます。
そこで、両手挙げて降参するよりは、「誤解されて売られすぎている銘柄は何かな?」と考える発想が重要だと思うわけです。
金融ブログは世の中に沢山溢れていますが、ロベルト本郷的な見分け方は、「書き手が一次情報にアクセスできているかどうか」を重要視します。そうでないブログはメディアや一次情報ブログをまとめてくるわけですから、ある意味オーディオでいうとアンプみたいなものです。ノイズ増幅器っていうのかな?
アンプ的役割のところが話題にし始めたとき(サブプライムとか為替とか)、僕は買い銘柄を探し始めます。ネガティブな話題が増幅されればされるほど、安い水準でいい会社が買えるチャンスが来るわけですから。
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