[MEMO] 景気が減速局面において投資すべきところ
February 10, 2008 3:31 PM written by Roberto Hongo
「印象に残ったところをメモ」シリーズ
FRBの金利引き下げで弱気相場は防げるか?
→ 2000-2002年には過去最大の刺激策がとられたことに加え、金利も例がないほど引き下げられた。それでもS&P500は50%、ナスダックは78%下落した。
→ 前回のSlowdownと比較して、今回は避難所が見当たらないところが問題だ。前回は債券、不動産、REIT、エマージングいずれも安かったが、今回はその限りではない。
ボトムは?
→ バブルの頂点から底を打つまでは10年。2010年に最大級ディスカウントとなるだろう。S&P500は1100(現在1331)になる可能性も。
→ 大統領任期の最終年、初年度の株式市場のパフォーマンスはよくない。与党が変わると2年目もよくない傾向がある。
利益率はいずれ落ちてくる
→ この3年間、企業の利益率は高い水準を継続
→ 住宅価格も平均年収の2.8X(過去の平均的水準)に落ちてくるだろう。ボストンなどは一時6X近かった。
→ 住宅は今後更に20-25%下がり、適正水準に戻るまで5年ほどかかるかもしれない。
選好しているポジションは?
50%が米国Blue Chipのロング
50%がEmergingのロング
ヘッジで100%をRussell2000のショート
グロース株、エマージング株は高いが、バリューや低成長銘柄より高くない。高水準の収益、負債の少ない企業を選びたい。
Yahoo、MSFTのディールは景気の良い案件ではない。焦った企業が深刻な危機にある企業を買収しようとしているだけ。
[感想]年金投資家の大家であるGrantham氏ですが、納得できる部分が多かったので、メモエントリーしました。
世界経済が減速局面にあるときは、金利引き下げによって流動性を供給するわけですが、特に昨今のような信用収縮の場面においては少なくとも短期的にはクレジットスプレッドが開くだけの結果に終わるケースが多々あります。
その意味では、「株が下がったから、安い銘柄を買う」ではなくて、「良い銘柄を割高でない水準で買って、程よいリターンを得る」というのが、現状の不透明な局面では最も適切かもしれない、とインタビューを読んで思いました。
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